
一般論としての名誉棄損
ああ、あのですねw
誰の話かは置いといて一般論をしゃべりますよ?
名誉毀損というのは例えば社会的な評価、誰かの評価を下げるような発言だったり文章だったり、テレビで言いましたって発言だったり。
誰かの社会的評価を下げるって行為をするのが、基本的には名誉毀損になるんですよ。
名誉毀損の条件としては、まずみんなが知ってることは名誉毀損になりません。
みんな知っている事
例えば「孫正義さんがハゲてます」とかって、みんなが知ってるので…。
例えばカツラをかぶっていてハゲてるように見えない人が、あの人ハゲだよって言う場合。
ハゲということを隠しているので一般的にはその人はハゲてるって知られてないじゃないですか。
なので、ハゲであるという秘密をばらまいたことで社会的評価が下がるっていうので名誉毀損になるっていう可能性があるんですよね。
なので、まずそれが周知であるか、みんなが知ってるかどうかっていうのがあるのですよね。
侮辱との金額的な差
名誉毀損って侮辱と違うのは・・・、
例えばひげおやじさんに対して(僕の知り合いで、ひげおやじさんという死んだ魚の眼をしたデブな性格のアレなオッサン)がいるんですけど
「死んだ魚の眼をしたデブのオッサン」に対して、僕が「デブ!」ってヒゲおやじさんに言ったとします。
ヒゲおやじさんが嫌な気分になりました。
でも、これって侮辱であって名誉毀損ではないんですよ。
名誉毀損っていうのは本人が嫌な気持ちになったかどうかではなくて、侮辱の場合は本人が嫌な気持ちになったかどうかですよね。
侮辱の判例
昔の判決かなんかで40回ぐらいバカって言われて裁判やって10万円ぐらい取られたみたいな。
そんな裁判があるのですけど、なので侮辱って実はそんなに大した金額にならないんですよ。
嫌な気分になったとしても、どうせ気分でしょって言うので、せいぜい10万円なんですよ。。。
実際の損害の発生はあるか
例えば芸能人でイケメンで売ってる人に、実はあの人ハゲだよって言ったら仕事が減るじゃないですか。
イケメン売りだったのに、ハゲってことが世間に知られてしまいました。
なので仕事が減りました。
という実際の損害が発生するので名誉毀損の金額って高くなるんですよ。
侮辱よりだいぶ高い
なので、今のところ日本の裁判だとだいたい上限1000万円ぐらいですね。
1000万円を超える名誉毀損ってそんなにないんですけど、上限1000万円でそこから下がるみたいな。
なんでこんな話をしているかっていうと、名誉毀損になる場合ってどれだけ多くの人に社会的評価を下げる発言を知られたかどうかなのですよ。
だれが秘密をバラまいたか?
じゃあ例えば僕が名誉毀損されましたっていうときに、名誉毀損されている状況というのを、僕が自分で広めてしまった場合って名誉毀損をしている人は僕になるんですよ、と。
例えば僕が「僕ハゲてる」って言ったら、僕が下げていることになるじゃないですか。
一般論ですけど、
仮に自分が名誉毀損されたと思っている人が「こうやって名誉毀損されてるんです」っていう動画をネット上でバラまいた場合って、そこで再生数が増えてるわけだから名誉毀損をしたのは、世間に対して評価を下げる行為をしたのは誰?
っていうと、バラまいた自分自身になっちゃうんですよ。
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文春はなぜ訴えられる?
名誉毀損をする人っていうのは、まずその人が評価を下げる発言というのがあるんだけど、
じゃあ出版社がなんで訴えられるか?
文春さんとか、よく名誉毀損で訴えられていると思うんすけど。
文春はその文春の記事を書いた人が記事を書きました。でも、なんで文春で訴えられるかっていうと、その記事を印刷して日本中の本屋さんに配っているから。
名誉毀損に関する情報を日本中にばらまいたから名誉棄損なんですよ。
なので、名誉毀損されている情報っていうのを誰がばらまいたか?
ばらまいた人が名誉毀損になるんですけど。
自分でバラまいたら?
一般論なんですけど、今回の場合って名誉毀損されましたって言ってる人が自分でばらまいているんですよね。
だからそれって隠したいことじゃなくて、自分でばらまいているんだったら名誉毀損にならないんじゃないの?って論点がまず出ちゃうんですよ。
例えば死んだ魚の眼をしているひげおやじさんっていう人がいたとして、
僕が「死んだ魚の目しているデブ!」って言った動画を切り取ったとします。
んで、それをひげおやじさんが自分でいろいろなところにばらまいてたとしたら、それって名誉毀損を自分でやってることになりますよね。
ってことになって、そもそも名誉毀損という事を誰が公知にしたのか、誰が世間にそれを知らしめたのかっていうと、それは僕じゃなくてひげおやじさんが自分でやりましたよね?
ってなっちゃうっていうのがあって。。。
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だれが、どうやって、どのように
そもそも、名誉毀損でどういう被害を受けたのかって被害の証明がしづらくなるんですよね。
さっき言ったようにイケメンの人がハゲを隠してた事実がバレたとすると。
そうすると、それで仕事が減るってなるんですけど、自分でばらまいた場合、例えばひげおやじさんが自分で「死んだ魚の眼をしてます」ってばらまいて仕事が減っても、
「うん。それ自分でやったんだよね。。。」
ってなっちゃうじゃないですか。
なので名誉毀損として扱うのが、そもそも難しいよねっていうのもあるんですよ。
それが真実の場合は名誉棄損ではない
じゃあ悪徳商法をした、みたいなのって本来であれば名誉毀損になるんすよ。
この人が悪徳商法しましたって言うと。
でも、悪徳商法をしたというのを本人が認めている場合は、名誉毀損になり得ないんですよ。
だって本人が認めてるんだもんw
嘘をついて、この人は悪徳商法しているんですよ。
自分で認めた悪徳商法
例えばひげおやじさんが悪徳商法をしてないのに、ひげおやじさん悪徳商法してるんですよって僕が言った場合は、ひげおやじさんは悪徳商法をしたっていう嘘で損害を受けたので(ダメージになるので)そのダメージを回復してください。
それを「この値段です」というのを裁判で金額を決めるってなるんですけど。
悪徳商法しましたってその人が言っちゃった場合って、それって真実だよねってことになっちゃうんだよね。
嘘をついて、デマを流されてダメージを受けたっていうためには、デマじゃなきゃいけないですけど、本人が悪徳商法って認めてる時点で、それはデマじゃないよね。
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弁護士も取り合わなかった?
その情報を広めたの誰?
切り取って広めたのは自分だよね?
っていう2点があるので、なかなか難しいと思うんですよ。
なので、弁護士さんが仕事を受けなかったのは、そういうことだろうなと思いますけども。ハイ。


僕はバカにしてないと思うんだよな、特定してないからね。
たまたま同じ名前の人がいたのかもしれませんね。
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